こんにちは、妊活中のもぐら子です。
- 何度チャレンジしても妊娠できない。
- 一度も妊娠判定が出たことがない。
- 慢性子宮内膜炎の検査が気になる。
不妊治療の方は、これに当てはまる方が多いと思います。
かくいう私も、すべてに当てはまっています。
このブログでは現在1年ほど前のお話を書いていますが、リアルタイムで慢性子宮内膜炎について気になっているため記事にしてみます。
慢性子宮内膜炎について、
- 人工授精の段階でも検査はできるの?
- 検査費用はいくら?
- その周期の避妊は必要?
これらについて調べてみました。
慢性子宮内膜炎とは?検査方法は?
子宮内膜炎とは、その名の通り子宮内膜が細菌感染により炎症を起こすことです。
急性子宮内膜炎と慢性子宮内膜炎があります。
- 急性子宮内膜炎‥出産などが原因で起こり、下腹部痛などの症状がある。
- 慢性子宮内膜炎‥原因不明の場合もあり、症状はない場合も多い。ある場合は不正出血や下腹部痛など。
炎症を起こす原因となる菌は、大腸菌とかクラミジアなどいろいろだそうで、治療はその菌に合わせた抗生剤を服用することで高確率で治癒するようです。
そもそも女性の子宮内は悪い細菌が繁殖しないように常在菌で守られているようですが、その常在菌のバランスが崩れたり等で炎症を起こすことがあります。
ところが、この慢性子宮内膜炎についてはまだ分かっていないことも多そうです。
検査としては複数の選択肢があります。
- 子宮鏡検査‥カメラが先についた細い管を子宮の中に入れて、内膜の様子を調べる。費用は5,000円〜10,000円程度。
- 病理診断‥子宮内膜の組織をとってCD138という形質細胞の有無で診断します。細菌の種類の特定はできない。15,000円〜20,000円程度。
- ALICE検査‥子宮内膜の組織をとって細菌叢を調べ、原因菌を特定しそれに合った薬を処方する検査。120,000円前後。
注意したいのは、病院によって検査を行なっていない場合もあるということ。
慢性子宮内膜炎については病院によって見解が違い、科学的根拠が不十分として積極的には推奨していない病院もあります。
さらに診断基準や検査費用が病院によってバラバラなこともあり、患者側としても選びにくいのが現状です。
ただ、一向に妊娠しない、着床不全では?と疑っている人にとって、もし原因が分かるならば受けたいと思う方も多いですよね。
慢性子宮内膜炎検査は、タイミング法・人工授精・体外受精どの段階でも受けられる?
慢性子宮内膜炎の検査は、ほとんどの人が体外受精で数回着床しなかった場合に受けているようです。
多くの方のブログなどを拝見しても、着床不全の原因を調べる検査として使われている方が多かったです。
私はいま人工授精を行っていて、その段階でも慢性子宮内膜炎の検査はできるのかお医者さんに聞いてみました。
回答としては「できる」とのことです。
私の通っている病院では慢性子宮内膜炎の検査としてALICE検査を採用しており、必ずEMMA検査という別の検査とセットで受ける必要があるそうです。
同時に案内されたERA検査という胚の適切な移植時期を調べる検査は体外受精の段階で受ける人が多いとのことでした。(検査の性質上、たしかにそうですよね)
また、ALICE検査を受ける際は月経中からホルモン補充や内服が必要で、体外受精の胚移植周期と同じような流れになるとのことです。
そして、人工授精の段階のALICE検査について「まだ受けなくていいかな、とは思う」と先生はおっしゃられていました。
理由は推測するに、
- 費用が高額なことから、他の治療(体外受精)を試した後に受けても遅くないのではということ
- 体外受精を行うと受精障害などのいままで分からなかった不妊原因が分かる可能性があるため
こういうことではないかなと思います。
体外受精では卵が体の外に出て、受精したかどうかまで人の目でわかるわけですから、今まで妊娠しなかった原因がより多く分かります。
先生はALICE検査よりも先に体外受精を試すべきと言いたかったのではないでしょうか。
ただこの検査のことを夫に話すと、
「絶対体外受精より先に受けるべき!」
と言われました。
確かにもし私が慢性子宮内膜炎で、治療後人工授精で授かることができたとしたら、体外受精にもっと多くの費用を使うことがないわけです。
金銭的な問題のほかにも、なるべくタイミング法、人工授精までて授かりたいと思っている方で、原因不明の不妊の方にも気になる検査ですよね。
タイミング法、人工授精をされている段階の方でも、慢性子宮内膜炎の検査は受けられますか?と一度先生に聞いてみてください。
慢性子宮内膜炎の検査費用はいくら?
また、気になるのが検査費用ですよね。現在慢性子宮内膜炎には下記の検査が行われています。
- 子宮鏡検査‥5,000円〜10,000円程度。
- 病理診断‥15,000円〜20,000円程度。
- ALICE検査‥120,000円前後。
料金は、病院によって差があると思います。
特にALICE検査は、自費となり高額です。
ALICE検査はEMMA検査という検査をセットで行う場合が多いです。
EMMA検査は別名子宮内膜マイクロバイオーム検査といい、子宮内の細菌叢を調べる検査です。
子宮内膜を採取する検査に関しては、痛みを伴う可能性がありちょっと怖いですよね。
また、子宮鏡検査については病院によっては、麻酔が使える場合もあります。
慢性子宮内膜検査の周期は避妊が必要?
不妊原因の究明が大切とはいえ、1周期も無駄にしたくないのが正直な気持ちですよね。
慢性子宮内膜炎の検査時は、避妊が必要なのでしょうか?
- 子宮鏡検査‥生理終了〜排卵までに行う。検査日までは避妊が必要な場合もありますが、検査後の避妊は不要としている病院が多いです。
- 病理診断‥排卵後の高温期中に行う。検査周期は避妊が必要。
- ALICE検査‥ホルモン補充を行い、体外受精の胚移植日に行う。検査周期は避妊が必要。
私の通う病院からの情報と、他院のホームページに記載されている情報からですので、病院によって違う場合があるかもしれません。
内膜を採取する検査では、避妊が必要になるということがわかりました。
では、検査の結果慢性子宮内膜炎と診断された後の避妊に関してはどうなのでしょうか?
治療中の避妊に関してはあまり情報がなかったものの、抗生剤を服用することから避妊が必要かと思われます。
また、再検査が必要な場合も多く場合によっては3周期もの期間が必要になることもあると、私の病院では教えられました。
不妊治療中の3ヶ月、大きいですよね‥。
慢性子宮内膜炎検査を受けるかどうか
さて、私は人工授精の段階で慢性子宮内膜炎検査を受けるかどうかですが。
私の気持ちとしては高いので、体外受精が先かな‥と思いますが、夫としては早めに受けた方がいいと思っているようです。
子宮鏡検査を私の通院している病院で受けられるか確認し忘れたので、次回の通院ではそれを確認しようと思います (子宮鏡検査の方が表が安くすむため)。
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