こんにちは、不妊治療中のもぐら子です。
不妊治療専門院に転院後、子宮頸がん検診にひっかかり1ヶ月の不妊治療中止を余儀なくされた私。
その後「軽度異形成」という診断を受け3ヶ月後の再検査を条件に、不妊治療再開となったのですが‥。
不妊治療で初めて、病院が怖い‥と思う出来事に直面したのでした。
前回のお話はこちら
子宮頸がんの再検査の結果待ちの間は、念のため妊娠しないよう言われていました。
そのため前回の生理から35日後に当然のように生理が来て、生理3日目に子宮頸がん検査結果を持って不妊治療専門クリニックに戻りました。
やっと不妊治療が再開できる‥!
子宮頸がんについては再検査が必要なので心から安心できる状態ではないですが、妊娠の確率が0%ではなくなったことに心晴れやかにクリニックに戻りました。
この日は内診がありましたが、そこで恐怖体験をするとは思わず内診台に座ったのでした。
これを書いている現在、この出来事から半年以上経っているのですが、いまでもその衝撃を鮮明に覚えています。
不妊治療専門院の内診は、先生が複数の内診室を行き来できるように繋がっているところが多いですよね。
私の通っているクリニックもそうだったのですが、その日は私の前の患者さんに先生が少し怒っているようでした。
あらら‥ちょっと雰囲気悪いな‥なんて思っていましたが特に気にせず私の番に。
今まで不妊治療専門ではない婦人科に通っていたため、生理中の内診は初めてでした。
血が出たら申し訳ないな‥とか心配はありましたが、それは全然問題ではなく。
先生は私の内診台に来た後、なにも言わずに私に機械を入れ (割と「機械入れますね」と言ってくれる先生が多いのでびっくりしましたが、先生も人間だし怒りをすぐに消化できないこともあるかと思いました)
そしてグイッ!とかなり乱暴に機械を動かしました。
(いたっ!)
すごく痛くて、でも相手が怒っている雰囲気を感じて声には出せず、でも我慢もできず体をよじってしまいました。
すると先生は
「あのねぇ、協力してくれない?」
怒りの感情がはっきりと読み取れる言葉でした。
「動かないでください!」
看護師さんからも強めにそう言われ、
すみません‥そこから必死に耐え、なんとか内診が終わったのですが、内診中になにが行われたのか、はっきり覚えていません。
なんとか服を来て待合室に座っていると、脂汗がダラダラ。あ、これが脂汗ってやつだな‥となぜか冷静に思いました。
サーっと血の気がひいたような感じで、スマホについているミラーで自分の顔を聞くと、これぞまさに顔面蒼白という感じでした(笑)
これが、生理中の内診か‥。
今日内診をしてくれたのは病院長の先生。まさかこの有名なクリニックの病院長を勤める方が、間違えることがあるはずない。と自分が生理中だったから痛かったんだ、そう思うようにしました。
(しかしあれから半年以上、毎周期生理中の内診がありますがあれほどの痛みを感じることはありません)
その時はだんだんと、こんなに内診が痛いのは自分の体に異常があるのでは?と不安が募っていきました。
診察室に呼ばれて入ると、さきほど内診を担当してくれた病院長でした。
「次回は通水検査ですね」
さきほどよりも落ち着いた様子で、ホッとしました。
何日に来れますか?と通水検査の日程を調整しました。
そして最後に、勇気を出して聞いてみました。
「あの、生理中の内診が初めてだったんですが、すごく痛くて、大丈夫でしょうか‥?」
これが私の聞き方が悪かったのか、生理中の内診がいやだというふうに受け取られてしまったみたいで、生理中の内診は遺残卵胞の確認などの目的で必要、と説明されました。
誤解されたと思い
「ありがとうございます。痛さは我慢できるので大丈夫なのですが、内診に痛みがあることに体に異常があるのじゃないかと思ってしまって‥」
そう聞き直すと、先生は一言こう答えました。
「まったくありません!」
もうこれ以上聞かないで、という雰囲気。
わかりましたと診察室を出ましたが、初めて「先生が怖い」と思いました。
私の聞き方が悪かったのかもしれないし、先生にとって不真面目な患者にうつったのかもしれません。
そしてこの病院は有名な不妊治療専門院で、通い続ければきっと結果が出る、そのために先生が怖いという理由でクリニックを辞めることはできない。そう思った私は、この怖い体験を忘れることにしたのです。
(結局忘れられず、ほかの理由もありその後転院をすることになります)