少しずつ、少しずつ安定期への日々を噛み締めていた13週に夫婦喧嘩をしました。
妊娠中に夫婦喧嘩が起きやすいことは、妊娠された諸先輩方の話をネットなどで聞き知っていました。
私達の喧嘩の発端は、夫が「最近感謝の気持ちがないよね」と私に言ったことから始まりました。
もちろんこの発言をするまでに夫の中で積もり積もった感情があって、ふとしたきっかけで発言に至ったのだと思われます。
聞き取ってみると、夫が私に不満を持っている点としては下記のようなものでした。
改めて文字に起こして書いてみると、これらは決して夫の一方的な言い分とは言えません。
私には体調が思わしくなくて夫の話を無表情で聞き返事も簡単にしかせず、感謝の気持ちはたまにしか伝えず、家事もお任せしてしまうことが多かったのです。
しかしこれだけ冷静に考えられるようになったのは、この記事を書いているのが喧嘩から数時間たっているからです。
「感謝の気持ちがない」と言われたときには、やはりカチンときました。
そして私の言い分としてはこうです。
喧嘩の本質を突いているのかいないのか分かりませんが、こういう時に妻側が感じる感情は「やっぱり男性には妊娠している女性の気持ちは分からない」というところに落ち着くのかなと思いました。
普段どれだけ気遣ってくれて、家事をやってくれても、喧嘩でポロっと不満が出ると「ああ、私の体を気遣ってくれていた訳ではなく、感謝されるためにやっていたんだ」と性格の悪い感情が渦巻いてしまいます。
これは女性の私が感じたことを書いているからこそだと思いますし、実際私の夫はとても家事に協力してくれ、私の食べる物を買ってきてくれたり食べに連れて行ってくれたりしています。
私が夫が仕事で感じるストレスを完全に理解できないのと同じで、夫もきっと私の状況を完全に理解するのは、きっと不可能でしょう。
ところで妊娠出産と「実家」というのは繋がりの深い関係かと思いますが (里帰り出産など)、
こういった夫婦喧嘩をするたびに実の家族 (両親やきょうだい)のことを思い出します。
親きょうだいからは、無償の愛を受けられるから安心して産後に身を寄せたりできるのかなと。
夫は1番身近な家族でありながら、気を使うことを忘れてはいけない存在だと、喧嘩の度いつも気づかされます。
妊娠中や産後のもっとも余裕のない時期だからこそ、感謝の気持ちを伝えずとも、施されたら施し返さなくても気を使わない存在の実の親を頼るのかもしれません。