こんにちは、不妊治療中のもぐら子です。
なかなか卵が育たないので排卵誘発剤を使ってみたい、そんな理由で自然周期の病院から高刺激系のクリニックに転院した私。
その初診では、なかなか想像以上のことを言われました。
不妊治療をはじめて10ヶ月目。
なんと3つ目の病院受診になってしまいました。
初診なので検査をしましたが、感染症検査などは元のクリニックの結果を持って行ったので免除されました。
ただ、精液検査やAMHなどは必須のようで、再度検査をしました。
そのクリニックの先生は、問診票に夫が書いた「なるべく妻にかかる負担を少なくしたい」ということに診察で触れてくれました。
「たしかに、なるべく負担がかかる方法は避けたいよね。まずは薬を飲んで人工授精をしましょう。この段階ではあまり体への負担は心配しなくて大丈夫です」
このような事を言ってくれたと思います。
問診票で備考欄に書いた言葉って、飛ばされがちな印象があるのですが。
細かなことまでよく気がついてくれるのだな、と有難く思いました。
先生から提案されたのはまさかの人工授精。
前のクリニックでは、フーナーテストが良好だった人はタイミング法から一気に体外受精にステップアップすると言われていました。
「先生、前の病院では人工授精は適用ではないと言われたのですが‥」
そう説明すると、先生はびっくりしていました。
「当院では、タイミング法、人工授精、体外受精とステップアップしていきます。人工授精は、5回目までに妊娠する人がほとんどなので最大5回ということで、いいかな?」
事前に説明会で人工授精は早いうちに妊娠することが多いと説明を受けていたので大丈夫です、と回答しました。
「ちなみに、私はタイミング法ではなく人工授精からのスタートなのはなぜでしょうか?」
排卵誘発剤をのんだらタイミング法でも妊娠するかも‥そう期待を抱いていた私は、先生に聞いてみました。
「あなたは病院でタイミングの指導を7周期受けているので‥。当クリニックでは、タイミング法や人工授精の妊娠率はよくありません。なので、数回人工授精をして難しい場合は体外受精に入ります。」
少しタイミング法が名残惜しい気もしましたが、とにかくこの病院を信じてやっていくしかない!と思ったのでわかりました!と答えました。
さらに、先生は私の排卵が遅いこと、卵が小さいまま排卵してしまうことに注目しました。
「体外受精で12mmくらいの卵の場合、卵が入っていないか未熟な場合が多いです。いままでは、あまりいい排卵は起こっていないみたいですね。生理を起こさせるための排卵のような感じ。」
ぞっとしました。
毎月毎月、排卵日をいろんな方法で予測して、それに合わせて時には喧嘩もしながら何度もタイミングをとって、高温期は生活に気をつけて‥。
そんな努力が、まるでまるまる無駄だったような。
でもたしかに、20日すぎまで待ってもやっと10mmちょっと、小さいのにLHサージが起こっているというシチュエーション、今までよくありました。
私のこれらの周期は、生理を起こさせるための排卵だった。
「いい排卵を起こすことが鍵です」
先生にそう言われて、ますます排卵誘発剤への期待が強くなりました。
そして病院の受診が年末だったため、ちょうど人工授精を行う時期が年末年始休みに重なってしまうことがわかりました。
そのため、生理を起こさせる薬を服用することに。
プレマリンとノアルテンを飲んで、通常4週間かかる生理周期を2週間ほどに短縮できます。
そうすると、年明け早々に人工授精に取り掛かることができるのです。
若さは有限なので、少しでも早く人工授精を始められるのは嬉しかったです。
はじめて飲む薬に不安がなかったかというと嘘になりますが、「私は高刺激系で行くと決めたんだ!」と自分に言い聞かせて飲み切りました。
すると先生に言われた通り、ぴったり飲み終わってから3日後に生理が来ました。