こんにちは、不妊治療中のもぐら子です。
不妊治療をしていると考えさせられる、夫と妻の相性問題。
実際に卵子と精子にも相性のようなものがあるようですね。
その相性が一部分かるかもしれない検査、フーナーテストを受けた時のお話です。その結果はいかに‥?
前回のお話はこちら↓
不妊治療専門のクリニックに転院してはじめての受診の日、排卵直前だったため翌日のフーナーテストを指示されました。
フーナーテストとは、タイミングを取った後に子宮と腟の間の子宮頸管粘液をとって観察し、精子が泳いでいるかどうかを見る検査です。
頸管粘液というのは排卵前にしか出ないようですね。なので検査できるのは排卵前ということになります。
私の場合は前日の夜にタイミングをとって、翌日の午前中に来院するように言われました。
ふつうに内診台にあがって特に痛みもなく子宮頸管粘液を採取されました。
もしフーナーテストの結果が悪かった場合は数回検査をするようです。また、現在はフーナーテストは信頼性が高くないとして行っていない病院もあります。
検査する日や周期によって、結果にバラツキがある検査ではあるようです。
検査結果をドキドキしながら待ちます。
前回の初診は午後だったので人がまばらで、「不妊治療のクリニックは混んでいるといっても、そんなでもないなー」なんて思っていましたが、午前中に受診したこの日はとても混んでいました。
排卵のスケジュール的に午前中が多いので、不妊治療のクリニックはどうしても午前の診察のほうが混みやすくなる傾向があります。
もし、結果が悪ければ人工授精になるはず。
(ネットで情報収集済み)
そう宣告された時に戸惑わず的確な判断ができるように、心を落ち着かせていました。
長い待ち時間の末診察室に呼ばれると、その日の診察は院長先生でした。
そのクリニックには複数の先生がいて、院長先生は採卵などを担当されて私のようなタイミング法の患者には当たらないと思っていたので、びっくり。
別の意味で動揺しながらいすに腰掛けました。
先生「こちらを見てみてください」
先生はそう言って、画面を映してくれました。
それが何なのかすぐには判断できませんでしたが、なんだかチカチカしていて、動いています。
先生「結果はこれですが、とてもよいですね」
フーナーテストの結果表を差し出されました。そこには49/89 (一視野)との表記が‥。
基準が良くわからなかったのですが、先生がとてもよいと言ってくれたので一安心しました。同時に、映し出された画面が頸管粘液を泳ぐ精子だと理解しました。
これが‥夫の‥‥!
一生懸命泳いで進む姿が、かわいく思えました。
顕微鏡で見た視野の中に89匹の精子がいて、動いているのは49匹いたということのようです。40匹は息絶えてしまったの‥ということに少しショックも受けました。
基準値は視野中に4個以下で不良となるようです。
夫と私の不妊治療上の相性は、現時点では悪くないということが分かりました。
あくまでも現時点で分かる部分なので、今後体外受精に進んだ場合はもっと遺伝子レベルの相性が分かってくるのですが‥。
少なくとも子宮の手前まで、おそらく子宮の中までは到達してくれていた‥!
という事実が分かったことに、今まで全くなかった自信のようなものが少しばかり感じられたような気がしました。
そして驚くべきことにこの日のお会計はなんと540円。
なんとフーナーテストは保険がきく検査だったのです。これからかかるであろう高額の治療費を想像すると、ちょっと嬉しくなったお会計でした。