こんにちは、不妊治療中の主婦もぐら子です。
みなさん、「漢方」を飲んだことはありますか?
「漢方って、聞いたことがあるけど何か分からない」
「漢方に興味があるけど踏み出すキッカケがない」
という方も多いと思います。
本日ご紹介するのは、子宮内膜症を患い生理痛も重かった私が病院で漢方薬を処方されて飲んだ体験談です。
子宮内膜症についてはこちら↓
前回の話はこちら↓
みなさん、漢方にはどんなイメージをお持ちですか?
私の漢方へのイメージは、「薬では治療できない不調に効く薬」という感じ。
実際の漢方の定義は何なのでしょうか。
中国が起源で、日本で独自に発展した「漢方医学」で使われるくすりのことです。自然界に存在する植物や動物、鉱物などの薬効となる部分を「生薬(しょうやく)」と称し、基本的には2つ以上組み合わせてつくられます。私たちが利用する病院でも、処方される身近なくすりです。
私たちのイメージする「薬」が西洋医学のものだとしたら、「漢方」は漢方医学のくすりのことだそうです。
漢方医学と東洋医学は厳密には違うみたいですが、同義的に思っている方も多いと思います。
起源が中国のものというイメージはあったけれど、日本で発展していったものなんですね。
漢方といえば、高麗人参とか古代の植物なんかをごますり器のような器でゴリゴリやるようなイメージもないですか?
そのイメージが正しいか分からないのですが、自然界の材料を配合して作るのが漢方のようです。
漢方は、冷え性とか疲れやすいとか、検査には表れないような不調にも対応できることが特徴です。
薬は熱が出た、とか検査で引っかかった、という時に飲むものなので似て非なるものですね。
たとえば漢方が対応する不調には下記のようなものがあります。
漢方薬というと、専門のお店でしっかりとした問診を受けなくては買えない‥と思っていませんか?
私は普通のクリニックで、薬と一緒に漢方を処方してもらいました。
しかも保険適用。
種類も多く、名前も難しいので敬遠しがちな漢方ですが、意外と身近で買いやすいものだと知りました。
私が処方された漢方は「当帰芍薬散料(トウキショクヤクサンリョウ)」という漢方薬でした。
下記のような効能・効果があるそうです。
当時の私の症状としては、生理が重くて辛かったです。
頭痛やめまいのほか、貧血を感じることもたびたびありました。
赤血球などの貧血の検査をしても異常なしだったので、西洋医学的な治療をすることはなく原因不明だったのですが、
婦人科の先生が勧めてくれたのが漢方の当帰芍薬散料でした。
他にも婦人科で処方される漢方には、桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)や桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)などがあり、
いずれも月経痛や月経困難症に対して処方されるようです。
問診などで聞き取ったその方の体質によって、処方される漢方の種類が違うみたいです。
漢方は苦いです。
最初、私には粉末の桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)が処方されました。
これを1日2回、朝夕の食前に飲んでいました。
漢方は食前なんですよね。
食後に飲むと食べた物と混ざって効果が発揮できない場合があるみたいです。
たしかに漢方は自然由来の成分からできているので、食べ物の影響を受けやすそうです。
そうして粉末漢方生活を始めたのですが、とにかく苦い‥。
我慢しようとすればできるのですが、あとに食べる食べ物の味にも影響してしまい少し飲むのが辛いなと思っていました。
次回の診察で先生に伝えると、錠剤の当帰芍薬散料をかわりに処方してもらえました。
錠剤になることで格段に飲みやすくなりました。
漢方薬の飲み方ですが、病院では粉末の漢方は少量のお湯に溶かして飲む方法を推奨していました。
確かに粉末の薬って口の中に張り付いたりしてうまく飲めない時があります。
子どもの場合は、ココアに溶かすことで苦味が緩和されて飲みやすくなるそうです。
私は漢方を5ヶ月間飲みました。
効果については‥私は正直はっきり効果を感じることはできませんでした。
子宮内膜症の治療のために同時に低容量ピルを飲んでいたので、生理が軽くなり生理の量が少なくなりました。
ですが、それがピルの効果だったのか漢方の効果だったのかが、私の場合分かりにくかったのです。
先生には「漢方はゆっくり効くので、すぐに効果を期待せず長く続けてね」的なことを言われました。
もっと長く飲み続ければ効果を感じられたのかもしれません。
漢方は、検査に表れないような体の不調を改善できるものです。
漢方を処方してくれる病院については、こちらのホームページで確認をすることができます。
婦人科の症状をはじめ、ふだんの生活の質を落とすようなちょっとした不調には改善する手立てがないと思っていませんか?
漢方という選択肢を持つことで、いままで我慢していた症状を改善するきっかけになるかもしれません。
気になる方は、まずは病院を受診して症状のご相談を。